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我が家の問題解決への道 ― 序章 ― ~ 余市惠泉塾の水田佳代さんの報告 ~

私は家族の問題、特に息子の問題で長年苦しんできました。そして、その問題はまだそのままなのですが…。今回は、初めに神様が私にしてくださったことをお証しします。

昨年5月、遠くニューヨークから、平野博文さん良子さんご夫妻が福岡の我が家を訪ねてくださり、2時間の滞在中、ほぼ一方的に熱く語っていかれました。そのときの「神は本当に信頼できるお方。神にできないことは一つもない」という力強い言葉に圧倒され、息子と共に惠泉塾に行きたい!と強く思わされました。

しかし、福岡セミナーでの水谷幹夫先生との面談の日、息子は動きませんでした。先生は「まずはお母さんが余市に来て、息子さんはそれからですね」とおっしゃいます。息子を置いていくのが恐いと申しますと、「あなたは本当の信仰が分かってないね」と言われました。また、私自身の抱える病気のことをお伝えすると、「あっ、それは治りますね」とおっしゃるのです。そのとき一緒に面談に伺ったノンクリスチャンの夫も、すぐに、「お前だけでも行った方がいいよ」といってくれたのです。

本当の信仰って何? 私の病気、治るの? ―― その答えが知りたくて体験入塾を申し込み、11月に叶いました。皆さん、とても親切で温かく迎えてくださました。特にふたりの姉妹との出会いは大きな恵みでした。Aさんは、ご自分がそうされたように「問題を神様にお預けして、召団の信仰に飛び込んで!」と励ましてくれましたし、Bさんは、ご自分の命が尽きる直前まで私のことを心配し、「まずは佳代さんが神様との関係を正すために、今すぐ行動を起こすべきよ」と力強く背中を押してくださいました。

さらには、1週間の体験を終えて帰宅すると、息子も母親の体調不良を思ってか、余市に行っていいよと言ってくれたのです。こうして、本入塾の申し込みをして仕事を辞め、任期途中の町内役員を引き継いでくれる方を探し、娘の嫁ぎ先や両親の面倒を見てくれている妹夫婦への了解を取り…、と準備は整っていきましたが、私自身の体調は最悪でした。

一日中背中に痛みがあって眠れません。造影剤を入れての検査でも原因が分からず、痛み止めの薬でやっと少し眠る、という毎日でした。糖尿病の数値も悪く、主治医からはそろそろインシュリンの注射が必要だと言われていました。加えて高血圧、喘息、アレルギー体質があり、1年前に胆のう摘出手術をしてからは、消化器系にも問題があったのです。このようにたくさんの病気を抱え、もし惠泉塾で働けなかったらどうしようと心配しつつ、たくさんの薬を持って、春まだ浅い余市に来ました。

すると、神の守りの中に入った途端、着いたその日から背中の痛みが消えて夜眠れるようになりました。それ以降、一度も痛み止めの薬は飲んでいません。そして、初めは肉体労働に疲れて少しの時間でも横になりたいと思いましたが、1日に1万歩以上歩き、早寝早起きを続けるうちに塾生活にも慣れて元気になり、休まなくても働けるようになりました。体重は10キロ以上減り、2ヵ月半が過ぎて血液検査をしたところ、糖尿病の数値はお医者様がびっくりするほど良くなっていました。現在、4ヵ月が過ぎてさらに体重は減り、血液検査はすべての項目において正常値になり、お医者様から「パーフェクト!」とのお言葉をいただきました。主の御名を賛美いたします。

今、元気いっぱい働けることが喜びです。南面の丘の斜面を登るときも、やっとこさ、最後尾からついて行っていたのですが、今では先頭で登る日もあり、嬉しいです。サクランボの収穫作業で、空に突き出した枝に手を差し延べ、その先の実に届いたときには喜びがあります。仕事が終わり、斜面から下に目を向ければ絶景です。自然に笑顔になります。

「テサロニケの信徒への手紙」の聖句、「いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。どんなことにも感謝しなさい」が、いつのまにか実践できるようになっていました。スカイプによる早朝のデボーション、「箴言」の学びで、15章13節に「心に喜びを抱けば顔は明るくなり、心に痛みがあれば霊は沈みこむ」とありました。少し前まで心に痛みがあり、暗く沈みこんでいた者ですが、毎日喜びをもって神のためにと働くとき、顔は明るくなり、病までもが癒されました。

見た目にも死んでいたような者がすっかり元気になったこの奇跡を見て、家族や友人は驚くと思います。30節、「目に光を与えるものは心を喜ばせ、良い知らせは骨を潤す」の聖句のごとく、私の変化に光を見いだす人がいて、福音を伝えることでその人もまた潤うことができますように。主に栄光をお返しいたします。