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聖書随想~あなたの病気はもう治っているのだ

(ルカ福音書第13章10~30)

 

人を病弱にする悪霊の作用で、18年間も身体が折れ曲がってしまったまま、どうしてもまっすぐに立つことのできない婦人がいた。

彼女は神を信じ、心の糧を求めに礼拝堂に集って来ていた。彼女は身体のことはすっかり諦め、ただイエスの福音に聴き入っていた。その信服する姿がイエスの目にとまった。彼女は既に病気の霊から解放されている。イエスには、はっきりそのことが見えるのに本人は気づいていないらしく、いつも通りかがんだまま、上を向いて伸ばそうとせず、苦しい格好でイエスの御声に耳を傾けている。そこでイエスは彼女を呼び寄せ、「あなたの病気はもう治っているんだよ。」と言って、手を婦人の体におかれた。すると、婦人は自分の背に18年も忘れていた健康な感触が蘇っているのに気づき、思わず反射的に立ってみようとした。と同時に体は彼女の意志通りまっすぐになったではないか。おお神よ、祈り待ち疲れて、力も果てて諦めておりましたのに、今、あなたは私に答えて、家族のお荷物にすぎなかったこの私を蘇らせ、神の恵みの証人として下さいました。