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【朝礼】惠泉塾訪問者の心構え

惠泉塾訪問者に心がけていただきたいことをお話します。

 

一つ目

「弱い人を傷つけない」という心構えで来てほしいです。

弱さは人によって色々です。体の弱い人も、心の弱い人も、魂の弱い人もいます。私たちはまだ完全ではないですから、「劣等感」というものがあるのです。劣等感が刺激されると、すごく暮らしづらくなります。この世で普通に喋っている発言でも、劣等感を持っている人にとっては、すごく刺激になるのです。それから視線、軽蔑的な目つきで見られている、と思うとすごく辛い思いをします。劣等感がある場合、挨拶とかそういう態度によってもグサッと来たりします。ですから弱い人を傷つけないようにお願いします。

 

二つ目

貧しい人に誘惑を与えないで下さい

たとえば高価な装身具をちゃらちゃらと身に付けて訪問するのはやめて下さい。百円均一なら許しますよ。でもいかにも高価な装身具をちゃらちゃら付けて来る、そういうおばさんを私は敬遠します。それからパソコン、携帯、時計、これは高いな、最近流行だなというのを見せびらかすのもやめてほしい。現金をたくさん持って来て「何でも買ってあげるから」、そういう人もここに相応しくありません。

つまり私たちの物欲を刺激してほしくないのです。物欲が何にも無いという人はあまりいないと思います。塾生活でせっかく忘れていたのに、訪問者によって物欲が掘り起こされてしまう。そういう人には来てほしくありません。車でスーッと敷地内を通って見学するだけならいいけれど、「ねえねえ、あんたどこから来たの?」って塾生に喋りかけてほしくありません。そうすると必ず悪い空気が出て来るからです。

 

三つ目

世俗性を持ち込まないで下さい

世俗性とは何かというと「優劣の競争原理」とか「快楽中心主義」のことです。たとえば「いやぁ、おいしい店があるんだよ。こないだ食べたんだけどさぁ」って、塾生たちは食べられないのにそういう話をしたり、「あんた何?中卒?高卒?」そういうことを話題にする人は嫌いです。この世の価値観を持ち込まないでほしい。ここでは学歴は関係ないです。社会的地位も関係ありません。みんな同じ部屋で暮らすし、同じものを食べています。お金を出してA定食かB定食か選ぶ、ということはありません。みんな同じです。だから競争原理とか快楽中心主義というのをここに持ち込んでほしくありません。そういう新聞や雑誌や書籍や趣味の品や嗜好品というのは読みたくもないし、プレゼントしてもらっても使いませんのでやめてもらいたい。

 

四つ目

ひがみ根性を刺激してほしくありません。

私達は聖書を学んでいますが、まだ「ひがみ根性」が残っているのです。ですから、たとえば「娘に会いに来ました」といって、自分の娘だけに素敵な洋服を着せて「うちの子どう?この服似合う?」って見せびらかす。そういうのはやめてほしいです。それなら全員にくれ、って言いたい。それから自分の子供だけを食事に招待する、そういう訪問の仕方をやめてほしいです。それでしたら最初から小樽で会って下さい。塾へ来て見せびらかす、というのはやめてほしい。自分の子供にしてあげたかったら、見えないところでどうぞ。ただ、不必要な物は持ち込まれても没収されるだけですから渡さないで下さい。つまり「平等」とか「公平」というのを損ないたくないのです。

 

要するに「好奇心や興味本位の目的での訪問」は迷惑です。「神の活躍舞台でキリストの教えの現実を知りたい、見たい、体験したいという明確な目的意識」を持って尋ねて来てほしいです。それであれば私たちは大歓迎です。ここは私たちの生活現場ですから、私たちの生活が悪い影響を受けないように、私は守っているつもりです。

どうぞ皆さんのご親戚、友人、知人でこちらに来たいという方がいらっしゃる時には、今言ったことをあらかじめ伝えておいて、正しい目的に沿って来て下さい。そして充分に見て、お交わりして下さい。ぜひそのように言っていただきたいと思います。