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惠泉塾前史~「命に至る門は狭くその路は細くこれを見いだす者少なし」

信州石垣会で聖霊の満たしを受けた横浜オフィスのT兄が、その後、更に大きな祝福の世界に導き入れられた。その喜びの報告をここに紹介しよう。

「9月11日(火)午後4時頃から時間にして2分位の幻体験は、今までに無かった体験でした。その日の朝もいつもの様に祈ってから出勤しました。祈りの内容は主に『天の愛するお父様、あなたの御旨にかなう1日を送ることができますように!』というものでした。会社でいつもと同じように仕事をしているのに、今日はどうして気持ちが重苦しく感じるのだろう、と思い、鉛筆を置いてフッと息を吐いたとたん、いきなり立ちくらみのように一瞬目の前が暗くなり、次の瞬間目の前に現れた風景は全く別の世界でした。しかし、そこにいる人たちは、職場でいつも他人を傷つけたり、お金お金と騒いでいる人、ウソを平気でつく人と出世だけしか考えていない若き課長たちでした(顔も姿もこの世界と同じだったので直ぐにわかったのです)。『アレ!これはどうしたんだろう』と思った時、頭の上からみ声が聞こえてきました。『こちらに、来るんですよ』その声を聞いた時、私は、この声の主は私を呼んでいるのだ、と直ぐ分かりました。私は何のためらいも無く『はい!』と言って歩き出しました。歩き出して直ぐ、左斜め前を家内が歩いているのに気付きました。そして、なにげなく後ろを振り返ってみると、私と一緒にいた人たちは、元の場所から一歩も動いておりません。私はよく分からなくなって、声の主に『あの人たちは、来ないんですか?』と尋ねると、声の主は『あの人たちは、こちらに来る人たちではないのです』とハッキリ言われました。次に声の主が『あちらに行きなさい』と言われると、元の場所にいた人たちは、一斉に動き出しました。その時私はその人たちの行き先は地獄だと思いました。何故なら彼らは神が一番嫌うことをしているからです。

その中に日頃私が救われてほしいと思っている人がいたので、声の主に『私の代わりにあの人にこの道を与えて下さい』と言うと、声の主は、『本当によいのか』と言われました。自分は少しためらってから『ハイ』と言うと、一瞬のうちに地獄に落ちて行く仲間のもとに戻されました。

しかし地獄の苦しみに会う事なく、気が付くと、また呼び出されて、最初の道に戻されていました。その時にも左斜め前を家内が歩いているのが見えました。

何気なくその足元を見ると、非常に狭い路でした。足を踏み外しそうな尾根道のようでした。その尾根道は、一人に一つ与えられているようでした。地獄に向かう道は、あまりにも楽のようであり、自分の路は、あまりにも険しいものでした。自分の歩んでいる道の遥か彼方は霧がかかっていてよく分かりませんでしたが、これが神の国に向かう道ならば、神の御旨にかなう人は何と少ない事だろう、と思った瞬間、現実の世界に引き戻されました。」

これはまさしくマタイ傳福音書第7章13、14節の幻である。T兄の胸に火が灯った。