(ルカ福音書第17章20~37)
主の再臨は極めて近い。アルゼンチンのベルビルで与えられた預言(1951年)でもイギリスで与えられた預言(1986年)でも、東京を含めて、世界の滅亡が宣告されている。キリストは、人々が平和だ無事だと言っているその矢先に、突如として来られる。不信仰な日常生活を無自覚に送っているそのただ中に、一瞬のうちにやって来られる。そして羊飼いが羊とやぎを分けるように、神を愛して戒めを守った者と神に背いて自分を人生の主人にして生きた者とを厳粛に分離し、裁き、前者を神の国に招き入れ、後者を滅びの中に放置し給う。外見上、同じ仕事に従事し、同じ条件のように見え、どんなに身近に共に生活していても、神は人の心の奥をさぐり見られて、神の為に自己を放棄している者を救い上げ、自己の為に人生を費やしている者を棄て去り給う。どこに逃れても無駄である。死体のある所にハゲタカが集まるように裁きは世界の隅々にまで行き渡るのである。