(詩篇98篇)
四方八方敵に囲まれ、その威力に圧倒され押し潰されそうになる時、思い出そう。主が王であられるのだ。今も昔もこれからも、とこしえに主が王として君臨しておられるのだ。我等を恐怖におとし入れるこの世の勢力の上に、それらを更に圧倒する力強い主なる神がおられる。天地万物はこの神によって創造され、また、支えられている。恐れるなかれ神のみゆるしなくば天地が崩れ去ることはない。神の御威光の前には、全てが平伏さざるを得ない。我等はこの神の支配下にある、ということを忘れるから現象に現れる被創造物の脅威におびやかされるのだ。
この世に対する神の御意思は明瞭だ。その支配原理は“きよさ”である。聖なる存在が尊ばれ、聖ならざる存在は裁かれ、ゲヘナの火に投ぜられる。神に背を向け、裏切り、悲しませ続けた罪人は神の御意思にそむいている。卑小なる欲望にまどわされるな。この世の富や権力の奴隷になりさがるなかれ。キリストを救い主として受け入れ、彼と共に歩く決意をするなら聖化の道が開ける。