(ヨブ記第26~27章)
他人に自分の生き方を批判された時、自分の生き方は間違っていない、と自信を持っていればいるほど、相手の批判をはねつけ、自分の正義を激しく主張しがちになる。普段はもう少し柔らかな態度で、多少の過ちがあることを認めるのに、批判されたら、「私は今まで一日たりとも良心に責められた事がない。」とまで言い切って自分を極端に正当化し、敵対する者の全てを切り捨て拒否する弊をおかす。それ故人は頑なになり傲慢になり、かえって神から遠ざかる。「私は自ら省みて何等やましい事はないが、それで義とされているわけではない。私を裁く方は主である。主は暗い中に隠れていることを明るみに出し、心の中で企てられていることをあらわにされる。」(Ⅰコリント4:4~5)「キリストは…ののしられてもののしり返さず、苦しめられても脅かすことをせず、正しい裁きをする方に一切を委ねておられた。」(Ⅰペテロ2:22~23)ここに秘訣がある。