(ルカ福音書第18章15~30)
私達は病気を癒されたい、と願います。苦しみから解放されたい、と思います。不安を取り除きたい、と考えるのです。最も大切な唯一の命が危険に曝されるからです。だから人は不老不死の妙薬、永遠の生命が欲しい、と思うのです。この命はイエス・キリストの内に在ります。イエスのもとに来るのでなければ、一切の本質的な解決はありません。イエスは私達に永遠の生命を与える御方です。それは又、神の御支配の中に入る、ということです。王なる神が支配権を確立している恵みの中で憩う、ということです。そこでは病魔は死に絶え、苦しみは喜びに変わり、不安は平安に変わっています。もし、私達が幼子(おさなご)のような完全な信頼をもって神に依存し、神の御支配を受け入れ身を委ねるならば、神は私達の魂の奥底にまで光を差し込み聖霊で満たし、人格を一変せしめ、喜びと感謝のうちに充実した人生を歩ませなさいます。見えざる神に自分を明け渡すのは難しい事ですが、神は愛である、と知らされていますから、そこに信頼するのです。