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1月 「神の秘められた計画」世界大の広がり ~神様に捉えられた野見山さんご一家~

2020年10月、ニューヨーク教会の平野夫妻らにより翻訳された英訳版『神の秘められた計画』が、アメリカで出版の運びとなりましたが、それより2年前の8月、平野夫妻が主催するアメリカ在住の日本人対象の聖書の学び会に一人の日本人女性が招かれました。日本聖公会芦屋聖マルコ教会所属の3代目のクリスチャン野見山惠美さんです。2018年春、ご主人のシカゴへの海外赴任に同行することが決まり、それを機に日本キリスト召団の信仰に飛び込むことになったそうです。彼女はクリスチャンではありましたが、信仰熱心ではなかったと告白しています。それが海外で俄然聖書の面白さに目覚め、2020年8月1日に行われた召団の洗礼式には、受洗者(再洗礼)の一人として名を連ねることになりました。

4月、惠美さんは次女の結婚式のために一時帰国しましたが、世界中がコロナウイルス禍で大混乱する中、ご主人は一時帰国もできず、惠美さんは5ヵ月も日本に滞在することになりました。そして、日本での洗礼式へと導かれたのです。これまで妻の信仰に寄り添い、同じ教会で家族揃って礼拝を守って来たのになぜ?と驚くご主人に、不安や不信感が生まれたとしても無理はありません。しかし、神様はこの夫婦にますます力強く働いてくださいました。一緒にいるときも、離れて一人でいるときも、それぞれが同じ主を見上げて祈りを献げていたという二人は、話し合い、互いの行き違いを認める中、ご主人が惠美さんの受洗に理解を示し、心から喜んでくれたそうです。

8月7日、惠美さんはシカゴに戻ります。2週間のステイホームのため在宅勤務となったご主人は、余市発のデボーションや全国合同礼拝にも参加するようになり、二人だけの時間を分かち合う中で、ご自分のことを話すようになったそうです。口下手だとばかり思っていた夫の真実の告白を、初めて聴くことになった惠美さんの驚き…。夫がどんな人間か、知りもしないで勝手に決めつけていた自分を、心震える思いで悔い改め、祈りの中でご主人に謝ります。すると、ご主人も夫婦の会話が少なく、お互いに十分に理解し合えなかったことを悔い改める祈りに導かれたそうです。

結婚後35年、慣れない海外生活の中、再洗礼による神様との関係の回復と共に、ご主人との関係まで正しくしていただき、生きて働く神様をありありと実感する恵みに浴した惠美さんでしたが、その使命はニューヨーク教会のお手伝いというより、シカゴでも召団の福音を広めるための神様の働きを始めることだと伝えられ、背中を押され、夫婦で愛し合う家庭づくりこそが今、神様に求められているのだ!と確信したそうです。

さらに、神様の御手は長女の友里さんにも伸ばされました。母親の洗礼式の写真や動画を見て感動し、丹波セミナーに参加して自分の抱えている悩みを思い切って水谷先生に相談しようと思い立ったのです。人生いかに生きるべきかを問い直してみよう、と。コロナ禍にもかかわらず、その彼女にはすぐに余市惠泉塾1週間の体験入塾が許可されました。

以下、2020年12月5日から10日までの友里さんの体験入塾感想記から。神様の情熱が即座に捉えた若者の魂の喜びを紹介します。

 

流れに身を任せてみたら、ここにたどり着きました。そこでは「それは辛かったね」「あなたの考えは理想じゃない、現実になる。神様がしてくださるヨ」と、すべてこの世の返答とは真逆の答えが返ってきました。「本当かな?」と疑う余地はどこにもありませんでした。

イエス様を信じれば、イエス様に接ぎ木され、命の源が変わり、魂、心、体の順に健康になり、発想も転換し、隣人愛が自然にできちゃう! それを実際に生活実践しているのが惠泉塾! こんなうれしいことはありません。あんなに苦しかった悩みが抜け落ちるほど、聖書の御言葉や愛が体験的に私の中にたくさん入ってきたのです。

≪ 不思議❢ なにコレ体験エピソード ≫

・管理棟でお世話になっていましたが、仕事から帰って来た木下先生に「お帰りなさーい!」と普通に言っていました。(今回が初対面なのに)

・作業に行くとき、チカさんが「外寒いからね。滑らないようにね」と言ってくださったのに対し、「はーい、行ってきまーす!」と普通に言っていました。(今回が初対面なのに)

・ノブコさん、ユミさんに初めて会った気がしない! お姉ちゃん、友達のような安心感がありました。

・初めてニワトリのお世話をしました。いろいろ(フン掃除、土起こし、埃取り…)やりましたが、「何でこんなことせなアカンねん!」とは1ミリも思いませんでした。むしろすがすがしかったです。(ニワトリの首を掘り起こしたことは一生忘れません!笑)

・「あの頃は大変だった~」「忙しかったね~」…でも、全然大変そうにも忙しそうにも見えない。むしろ、明るく笑顔で話してる。

・初対面なのに私の名前を知っている。「会いたかったー!」と言われ、ハグ。(初対面なのに有名人?)

・レストハウスを見学させていただいた。看取りの場所と聞いていたけど、入った瞬間、すごくパワーを感じた。私が元気をもらってしまった。それくらい素晴らしい場所だった。

・虹の家の入居者さんたちが、ただ動けるから元気なのではなく、内から(魂から)元気だった。90代のおばあちゃんが「神様とつながっているからだよ」と教えてくれて、めちゃくちゃびっくりした。

・とにかく1日が早い!!

・スマホもテレビも何もないと思っていたら、めちゃくちゃいろいろあって充実していて、本当に自由があった。

…と、書ききれないほどいろいろなことが起こりました。血がつながってないのに家族のような、初対面なのにずっと友達だったような、何もないのにめちゃくちゃたくさんあったような、もう…これは互いに愛し合う世界を、本当の神様を知ってしまった! 神様を信じるしかない!!(生まれながらにクリスチャンである私よ、ようやく目が覚めたか。笑)

もっと暗くて真剣に語るような文章になるかな、と思っていたのに、うれしいことしか書けません! うれしいうれしい神様との出会い、水谷先生、木下先生、すべての召団員の方々との出会いに感謝します。これから、自然に隣人愛に生きることができる者になれるよう、もっともっと神様のことを知っていきたいです。私に見る目と聞く耳を与えてください。

本当に、本当に、有難うございました。次は、バカ正直に神様を絶対信頼して、流れに身を任せてみます!

P.S. 蛇口の水がめっちゃおいしかった~

 

互いに愛し合って一つとなる世界づくりの基盤、愛し合う家庭づくりのモデルとして選ばれた野見山さんご一家の感動のドラマに、神様のなさりようのタイミングと手際の良さを見る思いです。日本とアメリカ、日本聖公会と日本キリスト召団、男と女、親と子、青年と壮年…、さまざまな異なるものが互いに愛し合って一つとなるところ、神様はこんなに喜んで命とパワーに溢れさせてくださるものかと驚かされます。2021年の新春を飾るに相応しいできごとを通して御自身を表してくださった聖書の神様に心から感謝して。