開塾まで、あと一ヶ月となりました。余市惠泉塾の今年の開塾式は3月3日(日)です。先日は新入塾生も決
定し、開塾に向けて着々と準備が進んでいます。 余市惠泉塾では献身者たちは皆、何かの係を担っています。仕事分担、清掃分担、台所、教育、ニワトリ飼育、山羊飼育、茶菓準備、畑、営繕、各建物の管理人…などなど、塾の生活をみんなで協力し合って支えているのです。 今年は新しく「旅支度」という係が出来ました。惠泉塾は“生涯現役”、どんなに年をとって体が不自由になっても、何らかの形で隣人の必要を満たすために自分の持てるものを差し出す生活を志しています。「旅支度」は、塾で暮らす高齢者の方々が、やがて天国に帰る日に向けて天国人にふさわしく霊的に整えられていくようにサポートする係です。 新年度、新しい係の活動もスタートし、皆、自分に与えられた役割を充分に全うできるよう試行錯誤の毎日です。 塾から旅立っていく仲間たちもいます。塾生活の中で隣人の不足を補うこと、助け合うこと、愛し合うことを学んだ仲間たちが全国各地に派遣されて行き、派遣先で隣人愛を実践し、そこからまた愛し合う輪を広げてゆくのです。 まだまだ雪深い惠泉塾ですが、塾を旅立つ者も塾に残り塾を支える者も、心を熱く燃やして、神様に喜ばれる愛し合う世界づくりのために励んでいます。(写真:剪定風景)