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12月 “目指せ、人を壊さない社会!” ~新版『壊れた私 元気になった』出版記念会のメッセージより ~

この本には、皆さんに絶対に知ってもらいたい真理が書かれています。『壊れた私 元気になった』の初版本

発行から15年、惠泉塾を始めて21年、信仰生活50年で私が得た結論です。それは、私たちが壊れる原因は「自己愛」にあるということです。そして、壊れないコツは「隣人愛」に生きるということです。この真理を知り、人を愛することを知って、“目指せ、人を壊さない社会!”―― これが惠泉塾の掲げる根本精神です。  「壊れた私が元気になる」ためには「発想の転換」というものがどうしても必要です。私自身の発想の根っこにあるのは聖書の価値観です。世界は神がつくったという大前提を認めたら90%の「壊れた私が元気になる」というのに、日本人は宗教を嫌います。そして、そのことを通して病気が治る手立てを失っているのです。実に残念なことです。 資本主義も共産主義も結局は同じでした。競争原理の中で生きることを余儀なくされた人間は競争に勝たねばならず、信じられるのは自分だけという孤独な状況下、次第に自分を支え切れなくなり、不安と恐れで生きる自信を失っていきます。過度の緊張は不眠を呼び、ひいては死の恐怖へと人を追いやります。それが高じて、人格の成長が歪められてバランスを崩したり、人格を統合できずに乖離したりと、ついには医学も対応できない事態に追い込まれ、入院を拒否される時代です。「発達障害」「乖離性障害」「人格障害」とさまざまな病名が付けられ、病院はまるでデパートのように賑わっていますが、結局のところ、学問の発達が現実に追いつかないのです。個人の問題が今や社会問題になっています。  私は惠泉塾という日本に一番必要な学び舎を北海道につくりましたが、今度は沖縄に、今日本に一番必要な病院をつくろうとしています。地域全体総ぐるみで医療活動をバックアップするという病院です。現代社会では皆当たり前のように自分の幸せのために生きようとしていますが、人間は本来自分のために生きるようにはつくられておらず、隣人のために生きるようにつくられている、という真理もまた知っておくべきです。例えば、相手が利益を得るようにと、大学時代には勉強して専門知識を身につけておくのです。 価値転換して隣人愛に生きる、それは神中心の発想に乗り移るということでもあります。私もこの価値転換によって惠泉塾を営むようになりました。自分のための人生を捨てて、神のための人生に乗り移ったのです。神がなさることと同じことをするように示され、無代価で人を迎え入れて来ました。20年隣人愛に生きてみたら、壊れるどころかますます発展しているのです。神が生きておられなければ決して流せない愛を人に流し続けて、ますます自由に本来の自分らしく生きています。今日、証言された3人の方も特別に愛されたというわけではありません。神のまなざしに立つと「愛する」は普通のことなのです。愛の感化を受けた人は自分もそうなりたいと願って一生懸命真似をします。そして「愛される」者から「愛する」者になっていきます。また、壊れたり病んだりしなければ惠泉塾に行けないか、というとそんなこともありません。ぜひ、壊れる前に来てほしいのです。惠泉塾で壊れないコツをつかんだら、それを持って帰って次の人に伝えてほしいのです。 聖書の言葉に「その日、そのときのためにとって置かれた」(黙示録)とあるように、その人の個性ならではの仕事がちゃんと用意されてあります。この本を読んで真理をつかんだら、どうぞ皆さん、私たちと一緒に「人を壊さない社会づくり」に参加してください。