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3月 惠泉塾友の会全国大会を終えて

 第15回惠泉塾友の会全国大会が終わった。今年は2月10日から3日間、「我が家に愛の砦を築こう」を旗

印に中農勝見第4代会長率いる友の会事務局が東奔西走し、全国から130人の会員を集めて伊豆市の天城山荘で実施された。年ごとの集会の充実ぶりは惠泉塾20年の歴史を反映し、歴史に比例しているようだ。  1997年、発足の初めは惠泉塾の塾頭自らが会長となって応援団「惠泉友の会」を組織し、塾頭が塾の応援団長も兼ねていた。それを分離して別組織「惠泉塾友の会」としたのが2008年、このときから本来の応援団としての機能を果たすことになったと言える。 全国大会は2003年から始まっている。惠泉塾を応援してくださる全国300人の方々に、みんなで主を賛美し、祈り、学び、感謝を捧げる集いをしたいと塾頭が呼びかけたところ、第1回目は富士箱根ランドに100人が集まった。「希望」というテーマでメッセージが語られ、絶望から希望へと転換した感動的な証言が続いた。 今大会、第15回目もまた、感動的なメッセージと証言が続く素晴らしい内容となった。中農会長の巻頭言によれば、前年、「次回からデボーションにも出ない」と宣言されていた水谷塾頭が、何と2回のデボーションだけでなく講話者としても第1日目に講壇に立たれ、それだけでなく、水谷塾頭を含め5名の講話者による聖書講話があり、今までより2回も増えた。証言者も2名増えて8名の生きた「証」を聞くことができ、この世的に言えば「4割増しで料金据え置き!」とのこと。 また、会長は「共に味わう感動は始まる前から私が請け負います。何よりもここに神様がご臨在し、神様がそれをなしてくださることは間違いないと確信しているからです」と、信仰に基づく快気炎で取り組まれ、その通りの結果を生んだと言える。 閉会式では水谷塾頭による「総括」がなされた。その5項目を紹介すると―― ①テーマが今日的で、私たちの具体的な生活にふさわしい。②証言がどれも体験告白的で、とて感動的だった。③集会ごとに代わる奏楽者の演奏を聴き、つくづくとこの群れは奏楽者に恵まれたグループだと思う。④年を追うごとに講話が充実し、各集会、聴衆の心に強く訴える個性的なメッセージが続き、まるで交響曲を聴いているようだ。⑤悔い改めが不十分である場合の弱さは肯定的に受け止めたい。神に信頼して共同体で生きる者の強さを伝えよう。メッセンジャーは共同体の中で死んでいただきたい。そして、よみがえって命の言葉を語ってほしい。徹底的に砕かれて神の力によって「語らせられる」メッセージを期待する。―― 最後に、その水谷塾頭の巻頭言のメッセージから。 「誰も嫌いな人とは結婚しません。二人は結婚して幸せになるはずでした。しかし、人間が複雑な心を持ち、置かれた状況でどんなにも態度を変え得る存在だと知っていたでしょうか。失業したとき、酒におぼれたとき、賭け事の味をしめたとき、別人のようになるのです。もう愛したくても愛せません。結婚したことに激しい後悔が起きます。人はこれを不幸の始まりのように思うでしょうが、私はそうは思いません。是非とも知ってもらいたいことがあります。それは、生まれながらの私たちは誰も人を愛せないということです。聖書は神が愛であると教えています。神の愛が愛せない私たちの内から川のように流れ出して周囲を潤すようになって初めて、私たちは愛し合う家庭を築くことができるのです。」