(ルカ福音書第9章1~6節、10~11節)
「信じる者にはこのような徴(しるし)が伴う。即ち彼等は私(イエス)の名で悪霊を追い出し、新しい言葉を語り、蛇を掴む。又、毒を飲んでも決して害を受けない。病人に手をおけば癒される。」(マルコ16:16)これが、主が我々と共に働き給うことの確かな徴である。イエスは12弟子に先ずこの体験を聖霊時代の前ぶれとして味あわせ給うた。「彼らに全ての悪霊を追い出し、病気を癒す能力と権威とをお授けになった。」主イエスは「神の国をのべ伝え」かつ「病気を治す」ために弟子等を諸方に派遣し給うた。病気を癒し給うは主の聖意(みこころ)である。伝道の業は福音を語るのみならず病気をも癒すことである。そして、それは病気を癒して再び自己中心の生活に戻すためでは決してなく、癒しを通して神の存在の確かさと神の愛が自分のためであったことに気づかせて、彼を父なる神に立ち帰らせるためである。この聖意に沿った人生の旅を続ける者の生活は神が必ず保障し給う(9:3)。