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聖書随想~利己心から離れよ!

(ヨブ記第21章)

 

「全能者は何者なので、我々はこれに仕えねばならないのか。我々がこれに祈ってどんな利益があるのか。」自分の企てが成功して富を手にした不虔者はこう言って信仰を馬鹿にする。ヨブの3人の友は現世での繁栄は神の祝福に依るのだ、と言って、敬虔な生活を送るよう促す。両者は共に現世利益追求の観点から神を見ており、前者はその為に神は不必要と言い、後者は必要と言うにすぎない。結局、共に人間中心、利己的な発想に違いないのだ。そしてこの発想は恐ろしいことに、サタンのものである。「ヨブはいたずらに神を畏れましょうか。」(1:9)と冒頭で発言したサタンの声が3友人の主張にも不虔者の発想にも底流に響き続けている。

今、自分が何をすれば神は喜び給うか。苦難の役割を荷えと言われるならハイ!と受け入れます。これが神本位の僕の道である。神中心の発想に立てない信徒は神の僕とは言えまい。