惠泉塾に夏が来た。その一日分の塾生活を充てて海水浴に行った。短い夏を惜しんで余市の海水浴場へみんな
で行った。塾生活の仲間は全員、ヴィタポート職員も仕事をやりくりしてとにかく家族総出で出かけようと努力した。水谷先生はこの日を毎年大切にされている。おにぎりとから揚げと野菜とフルーツのお弁当は、心づくしの手づくりで、浜辺で食べるには最高の味わいと野趣に溢れ、塾生たちを喜ばせた。 いかだ乗り競争、ビーチサッカー、スイカ割り、水上いかだタクシー、自由遊びなど、思い思いに楽しんだ一日は、鶴亀温泉で締めくくり。砂を落としてゆっくり浸かるナトリウム温泉が好評で、短い時間をたっぷり使って充実した海水浴気分に浸ることができた。 先生はこの日、道東へ伝道集会に出かけられたが、神様に丁寧にお祈りしてくださった。「良いお天気と輝く日差しを与えてください。事故もけがもなく、みんながたっぷりと海水浴を楽しむことができますように。」天気予報は曇りのち雨だったのに、不思議と晴れて祈った通りの楽しい海水浴となった。この日参加した塾生の一人は「30年間生きて来た中で一番楽しい一日だった」と翌日の朝礼で話してくれた。病院から退院して2ヶ月足らず、恐る恐る参加したこの行事にこの感想・・・それを聞いた誰もがそのとき、神に感謝した。 8月も神様が共にいて、この塾生活を祝福し、ご支配してくださいますように。