北の大地に根を張る大家族、惠泉塾の5月は、雪の下から萌え出た命に満ちています。
冬を越したじゃ
がいもの甘さ、にんじんの旨味、60~70人が囲む“水谷家の食卓”は、これからさらに山菜に彩られます。全国の惠泉塾を応援してくださる方からのささげものも届きます。決して贅沢ではない、つつましい食卓ですが、毎食、精一杯の心づくしで丁寧に準備がなされます。あるものを分かち合っていただきます。そこでは若者に差し出す心遣いを教えられ、貪欲を戒められます。 イエス様が教えようとされたことは、こんなに身近で生活的な、与え合う暮らしでした。人間の力で保とうとして保てる空気ではありません。すぐに感情に爪を立てられるからです。私たちの主なる神様に助けていただくほかはありません。 開塾してから2ヶ月、塾生は素顔を取り戻し、体力をつけて良き生活習慣を回復し、聖書の生きかた、本当の天国の姿を知る道を歩き始めています。