余市町豊丘の空は変わりやすくて、今、雪空だったかと思うと、しばらくの後には素晴らしい青空が広がって
いたりします。裸木に積雪、青空に綿雲、世界はこんなに美しかったのか、と舌を巻くほど、神様は変幻自在に絵画を描いて見せてくださる芸術家であられます。モノトーンの静かな空間に身を沈めるように暮らして淡々と信仰を生活していける、惠泉塾はそういう意味でも天国に一番近い場所であるかもしれません。激しい動き、時代に棹差すダイナミズムは、内側に秘められていて外からは分かりにくいかも知れませんが、全国各地、いや、世界から向けられる熱いまなざしだけでなく、豊丘の住民たちの惠泉塾へのまなざしをも、確実に変えていっているようです。 レストラン「珈琲とパンの店ヴィタ」惠泉ワインの「ショップ・ヴィタ」ができました。その魅力に目覚めた住民は熱心なリーピーターになってくださっています。「惠泉ヴィレッジ」が10棟建ちました。町内会に毎年一名役員を派遣し、地域とのつながりを大切にする取り組みを重ねています。この3月にオープンする老人ホーム『虹の家』に寄せる住民のホットな期待も感じられます。地域の老齢化、過疎化が進む中、惠泉塾だけが人数が増え、若返り、活性化の一途をたどっていることの不思議! この命を届けるために、今後も友好関係を大切にしていきたいと願います。 何が地域の貢献になるか? 除雪、草刈、畑の手伝い、独居老人の家庭訪問、弁当配達、デイサービス、交流の場づくり、公園づくり、音楽会などのイベント、幼児教育、母親教室、夏の合宿、国際交流、文化の発信、職場の提供・・・、朝礼で語られる水谷幹夫先生のヴィジョンはこんなに大きく広がっていき、聞いているだけ!?で希望が湧いてきます。 疲れた人がここで元気を回復し、互いに神の愛で愛し合っている・・・若者も老人も男も女も、みんなで生きていることを喜ぶ場所になりたい、・・・これは、8年前の詩篇のメッセージテープから流れてきた言葉です。余市に来て神様の造化の業をみんなが褒め称えるようになるという預言が今、実現成就しています。【写真:大倉庫前での朝礼】