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11月 なぜ輝いて生きられるのか? ~惠泉塾の魅力を伝える~

10月12日、余市惠泉塾を舞台に「第2回惠泉塾見学会」が行われた。①地域や業界の方々に惠泉塾を正しく

理解していただき、応援団を増やすこと、②悩み苦しむ人たちに惠泉塾で命の回復ができることを伝え、その現場を見ていただくこと、③趣旨に賛同して一緒に働きたいと願う人材を掘り起こすこと、の3点を目的とした。  雨天にもかかわらず、定員を越える32名の参加を得て、レストハウス惠泉を会場に、惠泉塾での日々の生活や仕事の様子、体験者の報告などが映像を交えて紹介された。スタッフ一同、心を合わせて惠泉塾とヴィタポートの概要を知ってもらうことに努めた。 参加者には、時おり晴れ間ものぞくようになった豊丘の敷地内をマイクロバスで見学していただき、畑、木工所、老人ホームでは担当者から生の声を聞くことも出来た。建物と自然と人間の織り成す惠泉塾の空気を吸って神の愛を感じてもらえただろうか。 大連出身の太田呉丹さんは3年前、日本人のご主人と娘さんの3人で塾生活を体験された方。ご主人の協力を得て中国からビデオレターを送ってくれた。卒塾生の後藤暁生さんは先日ニューヨークから帰ったばかり。帰国報告とも言うべき証、過去の体験と惠泉塾との出会いによる変化を聴衆に切々と語りかけた。  人から見たら取るに足りないと思われるかも知れない。しかし、魂を蝕んで人を死の淵へと引きずり込むような苦しみがある。どん底で天に向かって叫びかかって何の手応えもないような苦しみもある。そんな崖っぷちを通された体験と、出会いと、変化と、今の輝き…。人はその落差に衝撃を受けるのではないだろうか? 闇が深かったからこそ光が分かった。盲目だったからこそ真理に気付いた。自己犠牲の愛など見たことも聞いたこともなかったが、初めて触れるこの“異次元空間”には、人をほっとさせる温もりがあった。生きている意味があり、希望があり、喜びがあった。 惠泉塾の魅力は実にここにあるのではないか? 大きくなったこの群れを支えているのは、呉丹さんや後藤さんのように、話を聞くだけでその深刻さに驚くような重荷を背負った小さな一人ひとりなのだ。世に力を誇示する群れでも、御利益宗教でもない。水谷幹夫という一クリスチャンが自分の家庭を開放したことに始まり、人材が吸い寄せられるように集められ、施設設備が充実して大きくなり、全国各地のみならず、海外にまで広がっていくこの活動を、この時代が必要としてしっかり握り締めて離さないのだ。 最後に、アンケートの言葉から。 「信仰の力ってすごいですね。」「ときどき、ここの空気を吸いに来ることが大事だと思います。」「私も人様のお役に立てるのなら、何かをしてみたいです。」「特に後藤さんの話の内容は心にぐっと入りました。」「この時代の一番しなければならないことに愛をもって仕えている姿勢の背後に神様を感じました。」