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惠泉塾前史~我が詩 一篇

罪を犯しながら、言い訳がましい私達。砕かれない心は精一杯自分を正当化する中で、かろうじてエゴを支える。

水に溺れる人を見て、水に浸るのを恐れる者よ、力めば沈み、力を抜けば浮かぶ水中の法則を思い起こせ。水中の浮力は体を軽くし動き易くするように、神に身を委ねてこそ自由がある。神に委ねぬ人に信仰の楽しさは、わからない。信仰は頭で考えてみてもはじまらぬが、体験すれば納得できる。

水中で力めば溺れるように、委託を知らない信徒は罪に沈む。

罪とは砕かれざる心、自己主張する我(エゴ)のことである。

神の光に照らし出されよ。全ては新しい存在意義をもって現われ出てくる。サタンの囁きに耳を傾けると全てに不満の種が見出せる。全ての真実の価値は光の中でこそ光彩を放つものである。

闇に身を隠すなかれ。

光の中に躍り出せ。

神が真実を見せたもう。

幕屋の内は愛のコイノニアに満ち

宿営の外は神から離れた欲望の世界だ。

争いに疲れ、傷ついた人よ、

まことの慰めは幕屋の内なる愛の

コイノニアに在る。そこに神がいます。