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8月 大連に運ばれる召団の福音 ~ 太田呉丹さんに聞くこの1年 ~

昨年7月7日、中国大連に“派遣”された太田さん一家は、呉丹さんの実家で呉丹さんの実母と生活を共にしな

がら、㈱ヴィタポートと大連惠泉塾の立ち上げのために働いた。丁度1年後、今年7月7日から1カ月余りを余市に“里帰り”して母子で夏休みを楽しむ呉丹さんに、中国での1年を振り返って神様がしてくださったことを証していただいた。 ① 信仰の仲間、林ビンケツさんの妹、林スンさんを通して貿易会社を設立、輸出入権を取得することが出来た。地域役場に勤める有力な協力者を得られたことが大きい。 ② 水谷先生の友人である貿易大臣主催の日本商品展示会が毎年大連で開催されているが、昨年はヴィタポートの出展が実現し、各事業部を大いにPRすることが出来た。 ③ 東京で貿易の仕事に携わっていた平野友紹さんが昨年永住を決意して余市に来られ、余市本部で小池祐生さんと一緒に働いて貿易部署を結成することが出来た。 ④ 昨年、水販売会社の李虎社長が余市を訪れ、紅鮭の輸入を希望した。難航の末、初めての日中貿易を成功させることが出来た。また水の取引先の学校に、学生起業支援として北海道の紅鮭を使った焼き魚定食屋の経営を企画するところが現れた。 ⑤ 北海道羊蹄山の水輸出のための新規開発が難航して焦っていたが、既存品を使わずヴィタポートが主導権を握って開発するよう導かれ、ヴィタポートの商標を中国商標局に登録申請することが出来た。ロゴマークも版権申請を予定中。 ⑥ 原発後の放射能の影響か、今年3月より日本10県からの輸入は禁じられたが、幸い北海道は免れた。また円安が継続しており、中国への輸入に有利な環境が整えられた。 ⑦ 第1弾の水を中国で完売出来た。買ってくれたお客様からは体調が良くなった等の喜びの声が届き、自然の恵み、本物を扱う貿易の仕事の喜びを初めて味わえた。 ⑧ 呉丹さんの実母は最初、二人にはこの仕事は無理と断言するなど傍観者であったが、神様に心を動かされて変化し、今一番の協力者、当事者となって夫婦を支えている。 ⑨ 大連で惠泉塾を始めることは余市で決意していたが、帰ってから貿易の仕事に心を奪われていたことに気づかされた。もう時はないという思いから、早急に立ち上げることで夫婦の意見が一致。実母からも賛同を得られ、家族全員初めて意見が一致した。  昨年6月に札幌キリスト召団で受洗した太田繁利さんは、妻の呉丹さん、娘の希愛さんと一緒に新しい人生のスタートを切った。余市を出て中国という“荒野”に一歩踏み込んだこの家族を、神様がどんなに愛し、豊かな祝福に招きいれようとして働いておられるか、私たちは驚き畏れつつ、目の当たりにすることが出来たのである。ハレルヤ。